My word world

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「ヒカリ」 超個人的考察メモ

 

どうも。抽象的なものに対してすぐ考察書きたくなる芸人、mochiです。

 

今回、関ジャニ∞のNEWアルバム「8BEAT」の完全生産限定盤に収録されている丸山隆平さんのソロ曲、「ヒカリ」に対する考察をつらつらと書いていきます!

 

 

ヒカリを何度も聴いていくうちに、今から私が書いていく内容が降りてきたというか、個人的にストンと腑に落ちたので忘れないうちに書きます。

 

まあどの考察にも当てはまるかもしれませんが、あくまでも私個人がこう思ったよ‼️の言語化なのでこれが正解とかじゃないです。正解だったらいいけどね!そもそも正解すらないと思うので!!

 

 

 

 

では早速。

 

 

 

私は、この曲は全体的なテーマでいうと

 

病気で亡くなった人、そしてその人の大切な相手を想う曲(亡くなった人目線、亡くなるまでの過程を思い出す曲)

 

に聴こえました。既に辛い。というか切ない

 

 

 

 

 

 

今から少しずつ歌詞を分けて考察していきます。

 

 

 

★みじかい夢に溺れていたわ  赤くて白い瞼の裏側

いばらの蔦に 絡まった私たちは 帰り道を 見失っていた

 

・みじかい夢→2人の過ごした時間かな、と。

赤くて白い瞼の裏側、つまり目を閉じた時に思い浮かぶ情景を歌っているのかなと思いました。

 

・いばらの蔦に~

悲しみの渦に飲み込まれる2人。ただ楽しかっただけの時間(=過去?)ではなくなってしまった…という意味かなと。

 

恐らくこの曲の目線の人は病院などにいて、死の間際な気がしました。もう時間があまりないことは2人とも薄々気づいていて…的な。

 

 

 

 

★幾重にも言葉を積み上げては壊してく

血の音で描いた点と線の宇宙

緞帳の向こうで激しく燃え上がる

もっと気持ちよくして もっと気持ちよくしてよ

 

・言葉を積み上げて壊していくって、多分喧嘩というか言い合いなのかなって感じたんですよね。

「好き」とか「愛してる」、その言葉を今も伝え合うんですけど、現実を見ては「死にたくない」「もっと一緒に生きたい」という思いでつい感情的に。

 

・血の音で~

点滴や脈の音かな、と。宇宙は多分死後に繋がる意味がありそうで…。

 

・緞帳の向こうで~

これも死後の世界。緞帳(人生)の向こうに気持ちのいい(楽な)世界があるのを悟っているふうに感じました。

 

 

 

 

★別れは稲妻だ 涙は光だ

悲しみの声を置き去りにして 呼吸を真空に奪っていくよ

心臓がとまる その瞬間を唄うのさ

 

・別れは稲妻~

この人は亡くなったのかな…と思います。

突然の別れは稲妻のように急に訪れて。相手の人が流す涙が、悲しく切なくも美しいものに感じられたのかなと。

相手の人が悲しむなか、自分は息をしなくなった(呼吸を真空に奪っていった)んだと思います。

 

 

 

 

★戸惑いを誤魔化して笑う 間違いを隠すように泣きじゃくる

自分自身に叱られた私たちは 目的地の墓を掘っていた

 

・戸惑いを誤魔化して~

お互い、自分と相手の死への悲しみを隠して笑う。その反動で、一人の時に泣く景色が浮かびました。

お互いに苦しみ、上手く相手に気持ちを伝えられず反省(自分自身に叱られるということ?)しつつも、着実に死は近づいている、と。

 

 

 

 

★変わった貝殻を拾って 耳に当てた細い指が青く透けた

橙の浜に打ち上げられた克鯨(こくくじら)は

乾ききって黒くなっていた

 

ここに関しては話の繋がりに直接的な関連はない気がします。でも、すべて"死"を意味しているように見えました。

細い指が青く透けた(人間じゃなくなる、存在が消えていく?)ことや、克鯨は恐らく死んでいる様子だと思うので。

 

 

 

 

★甘い夢見たくて苦い薬探すから 美味しかった現在をまた壊してしまう

鉛筆を削って書けずに夜が明ける 酔って気づかないふり 酔って気づかないふりさ

 

・甘い夢見たくて~

少しでも幸せな、楽な時間を過ごすために辛いこと(治療などの努力?)をするも、結局それは今現在は辛く、苦しい。

 

・鉛筆を削って~

この歌詞は例えかな?と。言いたい言葉は用意しているのに、結局言えずに日々を過ごすという意味に私は捉えました。

 

 

 

 

★別れは稲妻だ 涙は光だ

悲しみの声を置き去りにして 呼吸を真空に奪っていくよ

心臓がとまる その瞬間を唄うのさ

 

ここは先程の同じ歌詞の部分と変わりないです。

 

 

 

 

★涙は光だ

悲しみの声を置き去りにして 呼吸を真空に奪っていくよ

心臓がとまる そのときを  意識が切れる そのときを

存在が消える その瞬間を唄うのさ

 

ここも前半は同じです。

 

ただ、心臓がとまる その「とき」を、がひらがなの意味を自分なりに考えると、「とき」は瞬間という限定的なものではなく、空間や情景も含まれているニュアンスに感じられました。

病室で心臓がとまり、意識が切れたそのときのすべて。空間。空気。状況。世界。そういう大きな括りなのかな〜と。

 

逆に、"存在が消える"という抽象的な表現は「瞬間」という漢字を使っています。心臓が止まる、意識が切れる、という言葉は抽象的ではなくとてもはっきりとした意味を持ちますが、そこに「瞬間」を使うと、ふっと消えたというか、イメージで言うとアニメとかでキャラクターが砂のような細かいものになって消えるのあるじゃないですか?あんなイメージ。

 

 

 

 

 

 

と、ここまでバーーっと書きましたが切ない!!!!!!重い!!!!!!!!悲しい!!!!辛い!!!!!!

 

 

 

 

でも美しいと思えます。すごく。

 

この曲の目線の人物にとって、相手はすごく美しくて、頼りになって、大切で、光のような存在だったんだな…って。そんな事を思いました。

 

 

 

 

よし、もっかい聴いてきます。